クライストチャーチの公共交通機関はバスが中心。
留学やワーホリなど、車を持たない生活をするのであればバスの利用は必須です。
この記事では、料金、乗り方、支払い方法などの基本情報から、利用前に知っておきたいローカルルールをまとめました。
見知らぬ土地で困らぬよう、先にしっかりチェックしておきしょう!
失敗体験もご紹介したので、ぜひ参考にされてください。
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目次
クライストチャーチの「メトロ」とは?
地下鉄があるのかと筆者も勘違い!
メトロとはクライストチャーチにおける公共交通機関の総称。
本来は地下鉄の意味ですが、クライストチャーチではバスとフェリーのことを指します。
また、鉄道やトラムはメトロに含まれておりません。
鉄道駅は長距離路線のみでの運行。本数も少なく街はずれにあり、市民の足としては利用されていません。
また、トラムが走る街として有名ですがこちらは観光専用列車。同じく地元の足ではありません。
中心駅的存在の「バス・インターチェンジ」
路線図の真ん中にある丸印が「バス・インターチェンジ」
クライストチャーチは都市の構造がとても英国的。
中心部(シティ・センター)を核に郊外に住宅街が広がっています。
そのため、シティ・センターには「バス・インターチェンジ」という中心駅のような存在があり、ほとんどの路線が経由しています。
立派な作りのバス・インターチェンジ。長距離バスの乗り入れも。
バス・インターチェンジには売店やカフェも入店。
地元の人や旅行者で常に賑わっています。
また、土日もオープンしているサービスカウンターを始め、構内にも常にたくさんのスタッフがいるため気軽に質問することができます。
クライストチャーチの交通ICカード(メトロカード)の発行もこちらで行えます。
バスの乗車料金は?現金支払いできる?
乗車料金は頻繁に改訂。撮影時(2024年1月)は12歳までの小児は無料でした。
2024年5月現在、クライストチャーチのバス運賃は一律料金。
現金払いと専用ICカード(メトロカード)で料金が異なり、また小人料金の設定年齢も大きく変わります。
また、現金払いの場合は1回のみ無料で乗り継ぎが可能ですが、メトロカードを利用した場合は2時間以内であれば無制限に乗り換えが可能です。
現金支払いの場合
大人(一般) | 小人(5〜18歳) | |
バス | 4ドル | 2ドル |
フェリー | 6ドル | 4ドル |
※小人料金を利用する場合は運転手に年齢を証明できるIDを提示する必要があります。
※4歳以下は無料
ICカード(メトロカード)支払いの場合
大人(一般) | 小人(5〜24歳) | |
バス | 2ドル | 1ドル |
フェリー | 4ドル | 2ドル |
※小人にはChildren aged 5-12 years(5歳〜12歳の小児料金)とYouth aged 13-24 years(13歳〜24歳の小人料金)の2種類の設定があります。
※その他、Community Services Card、Tertiary Student Metrocard、Total Mobility cardなどの割引設定があり、その場合も大人の半額となります。
※4歳以下は無料です。
乗車料金は頻繁に改訂されます。最新情報はmetroのHP(Fares)よりご自身でご確認ください。
ミニコラム
物価の高いニュージーランドなのに、やけにバス料金は安いな?と思いませんか?
それには3つの理由があり、1つは近年のガソリン代高騰を受けての福祉的役割。
2つめは市民にバス利用を促すことで、自家用車の利用を減らす交通渋滞の解消。
最後が、自家用車使用減少によるCo2削減など環境保護対策です。
この取り組みはニュージーランド全体で行われており、オークランドでも近年バス料金の引き下げが行われています。
メトロカードの発行は少々複雑...
NZの都市で一番購入に時間がかかります...(筆者調べ)
お得な乗車料金となるメトロカードですが、発行には手数料として5ドルかかります。
3回以上乗車するのであればお得に利用できるので、旅行者であっても十分に恩恵を受けることができます。
ただし、メトロカードの発行は他の都市と比べて少々複雑...
購入できる場所が限られているうえ、申し込み用紙への記入や年齢確認(IDの提示)が必須です。
理由として、現金とメトロカードで小人料金が違う複雑な料金体系が理由だと思われます。
メトロカードの購入方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
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バスの乗り方
道路にあるバス停の場合
写真のどこにバス停があるか解りますか...?
バス停は雨よけや椅子があるものから、ポールがぽつんと立っているものまで様々。
場所によっては道路上に小さな標識が立っているだけだったり、同じバス停でも進行方向によって道を挟んで微妙に距離がある場合も。
初めて利用する場合は少し混乱してしまうかもしれません。
NZ全域で言えることですが、バス停にいるだけではバスは停まってくれません。
タクシーを止める時のように手を振るなどして乗る意思表示をしないと平気で過ぎ去っていくのでご注意を。
バスインターチェンジの場合
乗り場が常に違うので気が抜けない...初めて利用したときは少し迷いました。
シティ中心部にあるバス・インターチェンジの場合は乗車方法の勝手が少し違います。
ターミナルに入庫するたびに空いている停留所に止まるシステムを採用しているため、同じバスでも常に乗り場が違います。
止まる場所は毎回違いますが、多く止まる場所のパターンはありました。
バスがターミナルに到着すると停留所の番号が電子掲示板に表示されるシステムです。
時刻表ぴったりに運行しているバスはほとんどありません...
バス到着後にターミナルのドアが開き乗車できるシステム。
時刻表もあってないようなもので、基本的にお客さんが乗り切ったらすぐに閉まりさらっと発車してしまうので注意が必要です。
また、プラットフォームにはAとBがあり、自分の乗るバスがどちらに表示されるかを注意深く確認する必要があります。
バス到着のアナウンスはありますが、ぼーっとしていると聞き逃してしまうのでご注意を。
バス料金の支払い方法(前払いのみ)
メトロカードのデザインは地元アーティストとのコラボだそう!
料金は前払いで、乗車するときに現金、またはカードをタップして支払います。
距離制ではないため、降りぎわにタップする必要はありません。
バスの降り方(アナウンスはありません...)
慣れるまでは乗車中ずっとグーグルマップをにらめっこ...
降りるときはストップのボタンを押します。
しかし、クライストチャーチ(というかニュージーランド全域)では、車内での行き先案内や次の停留所などのアナウンスが一切ありません...
そのため、自身で降りる場所を確認しボタンを押す必要があります。
筆者も初めての利用時は、乗車中ずっとグーグルマップをにらめっこしStopボタンを押しました(泣)
またクライストチャーチは道が平坦で直線道路も多いため、景色が大きく変わらず大きな目印がなかったり、夜間は見えづらい場合も。
市内中心部に向かう際はまだしも、住宅街へ向かう際は少し注意が必要です。
どうしても心配な場合は、運転手さんに降りる場所を伝えておくのも手です。
まとめ|合わせて読みたい
現地の人でさえ、乗り慣れてないと迷うとのこと!
以上、クライストチャーチのバス事情(乗車方法や料金など)でしたがいかがでしたでしょうか。
慣れるまでは不安ですが、バス路線自体は単純!
ニュージーランドのバスの運転手さんはとてもフレンドリーなので、解らないことや不安がある場合は大いに頼りましょう。
ICカード(メトロカード)の購入方法は【クライストチャーチのバス事情②】メトロカードの買い方完全ガイド!チャージ方法は?をご覧ください。
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