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歴史や遺産

【ニュージーランド】国内最大の心霊スポット、旧キングシード精神病院(Kingseat Hospital)

2021-05-27

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Akiko(あっこぷ )

「暮らすように旅をする」フリーランスレポライター。移住と旅行のいとこどりな「旅留学」の提案者。根っからの乗り物(駅・空港)オタク。美容・コスメ・シンプルなことが好き。

 

実在した精神病院の跡地を利用し「南半球で一番怖い」と有名なオークランドにあるお化け屋敷"Spookers(スプーカース)"

 

世界中から挑戦者が訪れる大人気アトラクションなのですが、本物の幽霊を見る人が絶えず、超絶心霊スポットとしても有名

 

というのもここ、ガチの曰く付き物件

 

過去には患者に対する虐待ネグレクトで訴訟を起こされていたり、看護師の自殺も絶えなかったり...

そう、正真正銘の戦慄の館なんです...!

 

今回は、そんなKingseat Hospital(旧キングシート病院)の歴史と、背筋もゾゾっと凍る様々な噂をご紹介します。。

 

AKIko
Kia Ora!ライターのAkikoです。

人里離れた場所にあり、あたりは真っ暗

到着した途端に引き返しそうになりました(泣)

 

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1929年に精神病院として建設

旧キングシート病院の外観:筆者撮影(2020年1月)

 

Kingseat Hospital(旧キングシート病院)は、1929年に精神病院として建設され、1932年に開業。

 

1930年代から40年代にかけて成長し、全盛期の1974年初めには800人を超える患者を収容。

その後は、公共精神保健システムの大幅な改正により、1999年の7月に閉鎖されました。

 

閉院より9年後、2008年のキングシート病院の外観(Wikipediaより)

 

閉鎖された後の敷地は、600人を超える人数を収容できる新しい刑務所の候補となりましたが、元患者による訴訟問題のゴタゴタにより立ち消えます。

 

その後、敷地内に限定的にオープンした"Spookers(スプーカース)"というホラーアトラクションが爆発的人気に。

現在はアトラクション数も拡大し、ホラーエンターテイメント施設として営業しています。

 

AKIko
スプーカースについては、こちらで詳しくレポートしています!

 

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ニュージーランドで一番の心霊スポット

 

閉院後しばらくの間、居住棟(看護師などの寄宿舎があったエリア)は住宅として貸し出されていたのですが、住民によると、ポルターガイストなど超常現象や、幽霊目撃情報が多発

 

その数は、2011年の時点でなんと100件以上

ときには子供と遊ぶ(!)こともあったのだとか...!

 

精神病院だったこともあり、壁には引っかき傷が生々しく残されていたり、遺体安置所が備えられていたことなども、人々の想像をかきたてたのでしょう

 

SBS"Inside the haunted history of Spookers’ Kingseat Hospital(Source:Haunted Auckland/YouTube)"より

キングシート病院の内部。

汚れた床や、精神病患者によるものと思われる引っかき傷が残されています。

 

そしていつしか、ニュージーランド最大の心霊スポットとして有名に。

 

しかし、この幽霊目撃情報は「怖そうな雰囲気」や「噂」だけが要因でなく、過去に病院で起こった実際の出来事も関係していたのです。

 

多くの看護師が敷地内で死亡(自殺)

 

超常現象調査研究グループ「ホーンテッドオークランド」によると、一番目撃情報があるのが、看護師の寄宿舎があった"Nurse hostel(ナース・ホステル)"

 

現在、大人気ホラーアトラクション"Spookers(スプーカース)"として利用されている建物です。

 

元ナース・ホステルを改装して作られた"Spookers(スプーカース)"(筆者撮影:2020年1月)

 

週末には、たくさんの人が訪れる大人気スポットです!(筆者撮影:2020年1月)

 

実はキングシート病院では、多くの看護師が死亡したというデータが残っており、その理由のほとんどが自殺

メンタルプロブレムを抱えた患者への対応に、自身も精神を病んでしまった人が多かったんだとか...

 

ちなみに

"Spookers(スプーカース)"は、自らの足で回る、ウォークスルー型ホラーアトラクション

ガチの心霊スポットしかも、本当に人が亡くなっている)場所を徒歩で回るだけでも怖いのに、その上お化けに驚かされるという、心臓が何個あっても足りないアトラクションです(泣)

 

AKIko
実は私は、お化け屋敷は意外と大丈夫(楽しめる)タイプなんですが、ここだけは本気で恐怖を感じました(泣)

とにかく、怖い

 

"Grey Nurse(灰色のナース)"の幽霊

画像はイメージです

 

ちなみに、目撃された幽霊の中で、一番有名なのが"Grey Nurse(灰色のナース)"

キングシード病院の元看護師であり、敷地内で自殺したアレクシス・ジャクソンという男性ではないかと言われています。

 

霊能者によると、彼は今でも「患者の世話をし続けている」んだとか...

 

ちなみに

キングシート病院では、食器棚のドアを振ったり、窓を叩いたりというポルターガイスト現象が頻繁に起こり「何かを見た」という目撃情報も未だに絶えないそう。

 

過去に患者への虐待が...

画像はイメージです

 

看護師の自殺が相次いだ背景には、1960年〜1970年代にかけて病院内で行われていた、あることが原因ではないかと言われています。

それは、病院職員による、患者への虐待行為

 

その内容は、殴打性的暴行電気ショック療法薬物の誤用などを含む全身虐待

精神病院という特徴から、患者を閉じ込めることも日常的にあり、事件は隠蔽されていたんだとか...

 

噂レベルではなく正式に報告されており、のちに元患者による訴状問題に発展しています。

 

そんな想像を絶する残虐行為に心が壊れ、看護師は自ら命を経ち、そして絶望から死を選んだ患者もいたのだとか...

 

1968年にはそんな劣悪な環境に看護師がストライキを起こし、政府の政策により失業者やボランティアが派遣された史実も残されています。

 

訴訟が行われたクレメント マシューズの死

スプーカースで見かけた、精神患者用の身体拘束用ベッド(筆者撮影:2020年1月)

 

キングシート病院で虐待が疑われる最も有名なケースの1つは、11歳のClement Matthews(クレメント マシューズ)の死です。

 

この事件は、彼の死から36年後の2004年に、患者仲間で友人のスティーブン・リンゼイが証人として出頭し、警察によって捜査が正式に行われました

 

マシューズの公式の死因は肺炎でしたが、当時14歳だったリンゼイは、これは恐ろしい虐待の隠蔽工作であると主張

 

リンゼイによると、マシューズがパンを一枚取った後、男性看護師によって地面に投げ込まれ、残酷に背中を蹴られたのを見たと言い「犬のように死んだ(Dead like a dog)」と証言しています。

 

“I had heard something snap. It was like a branch breaking. I knew at the time his back was broken.”

「私は何かスナップ音を聞きました。それは枝が折れたようでした。その瞬間に、彼の背中が折れたことのだと悟りました」

引用:Inside the haunted history of Spookers’ Kingseat Hospital(SBS) より(筆者翻訳)

 

このような過去の出来事もあり、キングシード病院はただの心霊スポットではなく、過去に悲しい事件が実際に起きた場所

幽霊の目撃情報も、事実に基づいた実話から派生しているというわけです。

 

AKIko
なんども言いますが、スプーカースはそんな病院内を徒歩で回るホラーアトラクション

怖くないわけがありません(泣)

 

跡地にできたスプーカース

スプーカース建物内の様子(筆者撮影:2020年1月)

 

2011年に、キングシード病院を含む周辺地域は、宅地として開発する案が浮上。

病院の敷地に450以上の戸建ての建設計画がなされました。

 

しかし、ニュージーランドでは、歴史的建造物は保存すべきという考え方もあり、宅地開発の反対運動が起きます。

 

一部の地域住民からは、精神病院時代に起きた虐待などの悲しい歴史は「負の遺産」であり保存すべきでないという意見も多かったそう。

 

その後、訴状問題のゴタゴタや、曰く付き物件ということもあり、計画は難航。

 

2005年より敷地の一部を利用してオープンしていたウォークスルー型のホラーアトラクションSpookers(スプーカース)が大人気だったこともあり、最終的には、宅地開発は白紙に。

 

画像:Spookers(スプーカース)HPより

 

その後、1つしかなかったアトラクションは敷地内に増

 

本物の幽霊が出るお化け屋敷」として噂が広まりお客さんが増え続け、今では世界中から挑戦者が訪れる、ニュージーランド屈指の一大観光スポットとなりました

 

現在は

元々ナース・ホステルだった場所に作られた「ホーンテッドハウス」に加え、「ディスタービア」と「ザ・ウッズ」という3つの異なる恐怖を体験を常設。

広大な敷地内には、他にも季節限定の「コーンフィールド」や「ザ・メイズ」、キッズ専用コース

期間限定アトラクションイベントなど、世界でも類を見ない、一大ホラーエンターテイメント施設となっています。

 

AKIko
これ全部がお化け屋敷!すごいです...!

 

最後に|合わせて読みたい

夜の旧キングシード病院。とにかく不気味!(筆者撮影:2020年1月)

 

以上、ニュージーランド最強の心霊スポット、Kingseat Hospital(旧キングシード病院)のご紹介でした。

 

心霊スポットと呼ばれる廃墟には、無断で肝試しに訪れたり、建物を壊す輩がいたりと問題になることが多く、問題になることも。

しかしそんな「曰く付き物件」を逆手にとり、お化け屋敷に転用するビジネスセンスはさすが

 

Spookers(スプーカース)の体験レポートはこちらに書来ました。

ぜひ合わせて読んでくださいね!

 

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AKIko
ちなみに、筆者は全てのアトラクションを利用しましたが、とにかく恐ろしいの一言!叫びっぱなしで大変でした(泣)

YouTubeでもレポートしたので、気になる方はこちらから...(観覧注意です)

 

 

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---引用/参考

Inside the haunted history of Spookers’ Kingseat Hospital(SBS)
Kingseat Hospital (New Zealand) wikipedia(英語)

 

情報は公式HPより引用しておりますが、最新情報等につきましては、ご自身でのご確認をお願い致します。

意見や感想等はライターの個人的主観となります。

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