1997年にオープンしたオークランドのシンボル「スカイタワー」
高さ328mの南半球で最も高いタワーは、街のどこからでも見ることができるアイコン的存在で、毎年75万人が訪れる人気の観光スポットです。
館内には食事をしながら市内を一望できる2つの展望レストランがあり、なかでもオススメなのが「オービット360°(Orbit 360° Dining)」
1時間かけて座席が360度一周するユニークな店内で、ニュージーランド産の素材をふんだんに使用したコース料理がいただけるゴージャスな高級レストランなんです!
今回は、そんな「オービット360°」の様子を詳しく潜入レポート!

・料理の内容は?
・周辺の治安は?
・予算はどのくらい?
・どんな服装で行ったらいいの?
・予約方法は(日本語でできる?)
という疑問にも答えたので、利用を検討している方も参考にどうぞ!

2021年のトリップアドバイザー「トラベラースチョイスアワード」に入賞。
世界の人気レストランのTOP10%にも選ばれている人気店で、オークランドに来たら訪れたい憧れのレストラン!
記念日やデートなどでの利用もおすすめですよ。
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目次
スカイタワーにある2つの展望レストラン
スカイタワー内にはオークランド市内を一望しながらコース料理が楽しめる「オービット360°」と「シュガークラブ」という2つの展望レストランがあります。
2つの展望レストランの特徴
「オービット360°」(52階に位置)
・座席が1時間かけてゆっくり1回転し、景色を360℃楽しむことができるレストラン。
・コース料理(3品)での提供
「シュガークラブ」(53階に位置)
ロマンチックな景色とともにコース料理を楽しむことができるレストラン。
・コース料理(品数によって値段が変わる)での提供
どちらもディナーの平均予算は$100(約7900円)〜
ドレスコードはスマートカジュアルとなっています。
オービッド360°は座席が動くというアトラクション性の高さにより、観光客も多く訪れ、シュガークラブに比べると少しだけカジュアルな感じです。
しっとり落ち着いて過ごしたいのであれば、シュガークラブの方が大人な雰囲気です。
ちなみに、50階の展望デッキ内にある「スカイカフェ」でも、コーヒーやジェラートなどが楽しめます。
予約不要なので、敷居が高く感じるのであれば、こちらの利用も楽しみたいですね。

この日は、あいにくのお天気模様...
1ヶ月ほど前に予約を完了し、待ちに待った訪問日!
しかし当日は、超がつくほどの悪天候...!
遠くから見ると、スカイタワーがどこにあるのかわからないほどです。
ちなみに、通常時のスカイタワーの様子がこちら
晴れた日のスカイタワー。運が悪すぎる(筆者撮影)
OMG... なんということでしょう...
実はこの日、オークランドにストームが近づいており、ハーバーブリッジが通行止になるほど大荒れに。
夏にここまで天気が悪くなるのは珍しく、自分の運の悪さを呪うしかありません(笑)
天気の奇跡的な回復を祈りつつ、とりあえず向かいます。

スカイシティの地下入り口からアクセス!
スカイタワーへは、スカイシティという隣接している商業施設の地下からアクセスします。
ホテルのロビーも兼ねた入り口には、広い吹き抜けが広がっています。
スカイタワーの入場口の案内を発見。
「天空塔」ってかっこいいですよね!
エスカレーターに乗って入り口へ向かいます。
ちなみに、コロナ渦+平日ということもあり、人はまばら。
国境は2年近く閉じられていることもあり、国外からの観光客がいないこともあって、がらんとしています。

このエスカレーターも混み合っているのでしょうか。
展望台とレストランは別の専用入り口
なんともゴージャスな入り口です...!
エスカレーターを降りると、スカイタワー展望台への入り口とは別に、レストラン専用の入り口が用意されていました。
中に入ると高級ホテルのような雰囲気のレセプションがあり、専属のスタッフが1組づつ丁寧に対応してくれます。
ちなみに、展望エリアからレストランへはアクセスはできない設計となっており、専用の直通エレベーターを利用。
セレブのようなVIP対応に、気分にテンションも上がります。
ちなみに、レストランの利用者はスカイタワー展望台への入場が無料に!
入場料は$32なので大変お得です。
事前予約は必須(当日は運次第)
レストラン利用は完全予約制。
通常期はランチも行なっていますが、コロナ渦ということで現在はディナー営業のみとなっています。
当日も空きがあれば可能とのことですが、かなり人気のレストランなので、運次第といったところ。
特に、バレンタインや母の日などのイベント日は、数ヶ月前から予約が埋まっているほど。
利用する日が決まっているのであれば、早めの予約をおすすめします。

直通の専用エレベーターを利用
受付後は専用エレベーターに案内されました。
コロナ渦ということもあり、エレベーターも1組ごとの利用となっており、これまたセレブ気分!
これまたテンションが上がります。

あっという間に52階に到着
スケスケエレベーターを楽しんでいたら、あっという間に地上52階の天空レストランに到着。
エレベーターが開いてすぐにこの景色で、これまたテンションが上がります。
しかし...
予想はしていたけれど...外がまったくみえないー!
52階に来てもこの景色なら、来た意味が全くありません...

1時間かけてゆっくり360℃回転
「オービット360°」の最大特徴は、フロアが1時間かけて360度回転すること。
そのため、座っているだけでオークランドの様々な景色を自動的に楽しむことができます。(晴れていたら)
ちなみに動いているのは座席のある床の部分のみで、写真右側の中心部(キッチンのあるところ)は動いていません。

そのため、最初のうちはちょっと混乱!
視覚が混乱しているのか、体が変な錯覚を起こし、乗り物酔いのような感覚に。
これ、ちょっとヤバいかも...と思ったのですが、10分くらいすると次第に慣れていきました。ホッ。
左端の部分は動いてないのですが、そこにバッグを置く人が多くいるよう。
気がついたらバッグが無くなっている(動いてしまって)という事態がよくあるようで、私たちが食事をしていた時も、女の人がバッグがないと騒いでいました(笑)
服装はスマートカジュアルが基本
服装はスマートカジュアルが推奨となっており、女性はドレスアップ、男性はボタンアップシャツなどきっちりした格好の方の方が多い印象でした。
Tシャツのかたもちらほらいましたが、やはりちょっと浮いていたので、なるべくおしゃれして行くことをおすすめします。

メニューはコースメニューのみ
着席すると、今回お世話してくださるサーバーさんから、コースメニューやドリンクの説明がありました。
ちなみにお水は炭酸のあり、なしが選べ、無料でサーブしてくれました。
ニュージーランドではお水代金をチャージするお店もありますが、こちらは良心的です。
コースのメニューは1種類のみで、スターター、メイン、デザートとサーブされ、料金は一律で$89(約7000円)と意外とリーズナブル!
スカイタワーの入場料$32も込みと考えると、かなりコスパが良い感じです。

スターター・メイン・デザート共に、数種類のなかから好きなものがチョイスできます。
どれもニュージーランド産の新鮮食材を使用した、アラカルト料理です。
それでは、詳しくメニューを見ていきましょう。
entrée(スターター)5種類
entrée
- Pan Seared Scallop(ほたてのグリル)
- Yellowfin tuna Tataki(キハダマグロのたたき)
- Porirua Poke Belly(ポークベリー)
- Heirloom Tomatoes & curd(エアムールトマトのサラダ)
- Roasted Eggplant(焼きナス)
どれも美味しそうですが、メインに肉料理を食べたいので、Yellowfin tuna Tataki(キハダマグロのたたき)に決定!
メイン5種類
メイン料理
- Riverland Beef Fillet(ビーフフィレステーキ)
- South Island Lamb Rack(南島のラム)
- Spiced Marinated Rangitikei Roasted chicken Breast(ローストチキン)
- Akaroa salmon Fillet(アカロアサーモン)
- wild Forest mushroom & Black Truffle Raviolini(マッシュルームと黒トリュフのラビオリ)
こちらは迷わずRiverland Beef Fillet(ビーフフィレステーキ)をチョイス。
デザート4種類
デザート
- French meringue(フレンチメレンゲ)
- keke Tiakarete(70% Dark chocolate)(チョコケーキ)
- Beach Pebble(ビーチベブル)
- selection of ice Cream & Sorbet(本日のアイスとシャーベット)
こちらはFrench meringue(フレンチメレンゲ)をオーダー。
パブロバ みたいな感じかしら?
あいにくの天気ですが、食事は最高!
暖かなパンがオーダードリンクとともにサーブされました。
ニュージーランドの白ワイン、ソーヴィニヨンブランをオーダー。
こちらも$12くらいと良心的な価格設定です。
ニュージーランドは近年ワインの生産地としても評価が高く、なかでもソーヴィニヨンブラン種の白ワインが有名です。
飲み物に迷われた際は、ぜひお試しあれ!
スターター
スターターのYellowfin tuna Tataki(キハダマグロのたたき)がやってきました!
和と洋がヒュージョンした、アートのような一品!美しい!
パスタのように見えるのは、なんと大根。
何より驚いたのがわさびアイスクリーム。初めての食感!
わさびが嫌いな私ですが、おいしくて味わって食べてしまいました。
すごいぞ、おーびっと。
メイン
お待ちかねのメイン、Riverland Beef Fillet(ビーフフィレステーキ)がやってきました!
オレンジのペーストはニュージーランドのサツマイモ「クマラ」のピューレ。
お肉はごろんと肉厚ですが、全然硬くなくジューシー!
絶品!うまい!
デザート
最後はデザートのFrench meringue(フレンチメレンゲ)が登場!
うわぁ、可愛い!
メレンゲは口に入れた途端にホロっと溶け、まるでわたあめのような繊細さ。
マスカルポーネクリームとの相性も抜群です。
3品で足りないかと思っていましたが、終わった頃にはお腹がいっぱいに!
それぞれのポーションが大きく、それでいて飽きずに楽しめ、総評としては大満足です。
展望レストランの景色は?
景色は1時間で1回転。
滞在時間は2時間半くらいだったので、2周半楽しむことができました。
最初の1週はあいにくの天気(というかほとんど何も見えない)でしたが、2周目からは少しづつですが霧が晴れてきて、外の景色を眺めることができました!
ハーバーの景色。
晴れていたら、奥にハーバーブリッジが見えたのですが...残念!
シティ方面の様子。
晴れてたらもっときれいだったんだろうな〜!晴れていたら、ランギトト・アイランドが望めます。
オークランドが誇る、ファーマーズのスクランブル交差点もバッチリ見えました。
そしてiPhone12 Pro maxのカメラの性能にも驚き(笑)
クイーンストリートを南側に。
この頃には、だいぶはっきり景色が見えるようになってきました!
(1周目は本当に何も見えなくて、悲惨だった)
オークランド市庁舎とアオテアスクエア。
田舎なイメージのあるニュージーランドですが、オークランドはしっかり大都会。
見渡す限り、建物で埋め尽くされていました。
景色の総評としては、「晴れていたら最高」の一言につきます。
やはり外が見えないと意味がないので、事前の天気予報はしっかりチェックが必要です。
しかし、料理だけでも十分楽しめるので、観光などで時間に余裕がない場合は、悪天候の場合でも個人的にはおすすめします。

スカイタワー周辺の治安は?
これだけ霧だとそりゃ見えん!(筆者撮影)
スカイタワーはオークランドの市内中心地に位置し、目抜き通りのクイーンストリートからもすぐのところにあります。
写真だと(天気のせいで)ダークな雰囲気ですが、ホテルや商店が立ち並ぶ地域なので、昼間は特に治安の心配はありません。

遠くから見るととても大きく見えますが、近くで見ると無機質なコンクリートのポールがストンと立っており、意外と華奢?な印象で驚きました。
周辺は24時間営業のコンビニ的なお店も多いため、夜も比較的安全。
しかし、やや人通りは少なくなるので、街歩きの際はご注意ください。
周辺の様子はYouTubeで撮影しているので、こちらも合わせてご覧ください
9:40あたりから見ることができます
YouTube
【動画】▶︎【ニュージーランド】オークランドシティ(CBD)をノーカット街歩き
アクセスと日本語予約できるサイトまとめ
1ヶ月前の予約でも、すでに結構埋まっていました!
最後に、オービット360°の詳細と、ニュージーランドの現地オプショナルツアーが販売されているサイトをまとめました。
以前は、レストランの予約代行やレストラン込みのツアーも販売されていたのですが、コロナの影響で取り扱いを休止しているところがほとんど。
時期によっては復活しているかもしれないので、公式予約の前に一度確認をおすすめします。
ちなみに、直接予約よりも予約サイトを利用した方が、割引オファーがあってお得です。
その他の現地ツアーもあわせて検索されてみてください。
詳細
Orbit 360° Dining
住所:72 - 78 Victoria Street West Level 52, Sky Tower, Auckland 1010
営業時間:5pm-9pm(通常期5:30-9:30)
ランチ営業はコロナ渦で休業中
通常期は平日11:30pm-2:15pm、週末11:00-2:30+ハイティー14:30-16:30(週末のみ)
TEL:093636000
HP:https://skycityauckland.co.nz/restaurants/orbit/
※予約は英語のみ(Book a tableから)
日本語で予約ができるサイト
JTB
ニュージーランドの現地オプショナルツアーの多さはJTBがダントツ。
日本語ガイド付きのツアーも多く取り揃え、空港送迎も格安で頼めます。
スカイタワーのチケットは公式よりも安く販売されているので必見です。
▶︎JTB公式HP
Klook
外資が運営していることもあり、日本の予約サイトでは見つからない割引が多くあります。
使い勝手も簡単なのと、公式サイトよりも安くなっていることがほとんどで、割引率はダントツ。
Mappleアクティビティ
現地の日本語でうけられるオプショナルツアーが数多く販売されています。
JTBに比べると少なめですが、痒いところに手が届くツアーも多いです。
さいごに|合わせて読みたい
以上、スカイタワーの展望レストラン「オービッド360°」のレストランレポートでした。
接客・料理・景色(晴れていたら)・コスパ・共に大満足で、自信を持っておすすめします。
オークランドを訪れた際は、ぜひおしゃれして訪れてみてくださいね。
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