映画やドラマに出てくる海外のキッチン。
日本と違って、「オシャレ!」と思うことも多いですよね。
インテリアのセンスもそうですが、実は文化の違いによることも。
というわけで今回は、気になるニュージーランドのキッチン事情のご紹介です。
今回は特に日本のキッチンとの違いを焦点に当ててご紹介していきます。
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電気コンロやITが主流
ニュージーランドのキッチンは電気コンロが主流です。
実はニュージーランドでは都市ガスが発達しておらず、オークランドの大都市でさえプロパンを使用している家庭がほとんど。
ホテルなどの大型施設ではガスを使用していますが、一般家庭ではオール電化の家庭も多く、最近ではITコンロも増えてきており、特に近年建築された住宅にはほぼ採用されています。
ガスに比べると火力は少し劣りますが、調理後はさっと拭くだけで片付けが楽チンというメリットもあります。
ちなみに
ニュージーランドではシャワーの使用時間を制限されることがありますが、これもお湯を電気で沸かしているため。
日本の場合は、ガスで瞬間的に沸かして使用しますが、ニュージーランドでは貯水タンク内の水を電気で沸かし使用します。
そのため、使い切ってしまうと水しか出てこなくなり、沸かし直すのにも時間がかかるため、家族での使用の場合は次の人のことも考えて素早く済ますのが基本となっています。
オーブンは備え付けが定番
キッチンの下にはオーブンが備え付けられていることがほとんど。
調理は全てオーブンで行うことも少なくありません。
冷凍食品も電子レンジを使わず、オーブンで温めることが多く、揚げ物は水分をしっかり飛ばすことができるので、カリッとサクッと出来上がります。
レトルトもオーブンで温めると、きちんと調理した感覚になるのも嬉しいメリット(笑)
キウイ達の一大イベントであるクリスマスにターキーやチキンの丸焼きを作るのに必需品でもあります。
NZでは定番のスロークッカー
価格は3000円〜1万円くらいが主流です。
スロークッカーはニュージーランドの定番の調理器具。
日本ではあまり馴染みがないですが、各家庭に一台はある必需品で、日本の炊飯的的存在とも言えます。
低温で長時間加熱することのできる調理家電で、煮込み料理を作るのに最適。
ゆっくり長時間煮込むことができるので、旨みがギュッと凝縮され、煮崩れを起こしにくいのもメリット。
肉料理は驚くほど柔らかくなり、一度使うと手放せません。圧力鍋と違い火を使わないので安全な上、保温性が高く長時間使用しても消費電力が少ないことも特徴的。誰でも簡単に美味しい煮込み料理が作れるので、欠かせないアイテムとなっています。
朝家を出る前に、食材を入れてスイッチを入れておくと、夜帰ってきた頃には美味しい煮込み料理の出来上がり。
野菜とウインナーにコンソメと水を入れてスイッチを押すだけで、美味しいポトフが完成。
シチューやカレー、スープの他に、蒸し料理にも使用でき、1台あるだけで毎日の献立がバラエティに富みます。
物質的な時間はかかるけれど、勝手に出来上がるのでとにかく楽チンです!
共働きの多いニュージーランドの家庭にとって、家に帰るとすぐに夕食が食べられることもあり、毎朝の仕込みがルーティーン化している家庭も多いよう。
ニュージーランド的「時短料理」というわけです。
食洗機がある家が多い
ニュージーランドのキッチンには、食洗機がある家も多いです。
水道料金が高いため、手洗いよりも節約になることが理由の一つ。
そもそもニュージーランドでは食器をきちんと洗いません。
薄めた洗剤を入れた溜めた水にじゃぼんとつけ、さっと拭くだけと言うことが多く、ホームステイをした日本人留学生が驚きの声を上げることが多いです。
キウイ達もなんとなく不衛生なのは感じているようで、最近では積極的に食洗機を導入しているよう。
パントリーが備えられている
パントリーとはキッチンの横にある、小さな食品庫のこと。
ニュージーランドではどの家庭にも備わっている一般的なものとなっています。
車社会のニュージーランドでは、一度に大量の食材を買い込むため、食材を大量にストックできるパントリーも欠かせません。
食材の他に、シーズンで使う特別な食器やキッチン道具なども保管。
そのため、キッチン周りのスペースをスッキリ片付けられるのもメリットです。
ちなみに
パントリーでは、食材を保管するだけあり虫が発生することも。
ニュージーランドでは、小麦粉などの粉製品は、紙の容器にそのまま入っていることが多いこともあり、劣化することで侵入する場合があるそう。
蓋つきの容器にきちんと入れて、しっかり閉じることが害虫対策につながります。
スーパーでは退治グッズも多数販売されています。
最後に|合わせて読みたい
以上、気になるニュージーランドのキッチン事情についてでしたが、いかがでしたでしょうか。
ニュージーランド家は大きい家が多いので、キッチンスペースが広いのも特徴的です。
スロークッカーは日本でも手に入れることができるので、気になる方はぜひ探してみてくださいね。
一度使うと、手放せ無くなりますよ!