今回は、ニュージーランドの住宅事情について。
長年の現地生活で様々な家庭のお宅を見てきた筆者が、日本と違うと感じたポイントを中心に、NZ流ライフスタイルと共にご紹介します。
驚くような違いもありますが、実は意外と日本との共通点も多かったりするんですよ!
移住やホームステイ前の情報収拾にもぜひお役立てください。
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基本は土足だけど脱ぐ家も
カーペット敷きのお部屋が多いのもNZの特徴
家の中では靴を脱ぐのが当たり前な日本人にとって、慣れないのが海外の土足文化。
こちらも基本的に土足文化なので、玄関には靴を脱ぐための上がり框のような明確な境目がありません。
しかし、ニュージーランドでは室内で靴を脱ぐ人が意外と多く、大体が以下のパターンに分かれます。
①玄関で完全に脱ぐ
②部屋まで靴で行き、スリッパやルームシューズに履き替える
キウイ(ニュージーランド人)は家の中でも裸足!
この「室内で靴を脱ぐ文化」はニュージーランドの裸足文化が関係しているのではと個人的には感じています。
というのも、ニュージーランド人は裸足が大好き!
家の中はもちろん、スーパーやショッピングモール(!)でも裸足で歩く人を見かけるほど。
そのため衛生面に加え、靴を履くのが快適じゃないという考えも大きく影響しているのではと個人的に感じています。
ちなみに筆者の周りも土足禁止がほとんど。
しかし、来客用のスリッパを用意する文化はないため、遊びに行くといつも靴下が真っ黒になるのが悩み...(笑)
また我が家に友人・知人が遊びに来た際は、何も言わなくても勝手に玄関で靴を脱いで行くので、NZではやはりなんとなく、土足禁止のイメージがあるようにも感じています。
筆者は部屋で履き替えており、夏はビーチサンダル、冬は足が冷えるのでルームシューズで過ごしています。
オール電化の家がほとんど
オーブンはあるけど電子レンジがないお家も!
ニュージーランドはオークランドなどの都市部でも都市ガスが発展しておらず、一般家庭はオール電化がほどんど。(レストランなどではプロパンを使用しているよう。)
そのため、お湯もガスでの瞬間湯沸かし方式ではなく、電気ヒーターを使用して一度炊き上げたお湯をタンクに貯める給水機式となっています。
ホームセンターに売っていた温水タンク。流石に一般家庭用ではなさそう?
タンクに溜められるお湯には限界があるため、一度に大量に使ってしまうとしばらくお湯が出なくなるのもNZあるある。
ホームステイでシャワー時間を制限されたり、ホステルなどの安宿で温水が出ないトラブルはこれが理由です(その場合、時間をずらすとお湯が出る場合が多いです)
IHは子供も安心&掃除がしやすいメリットも
またキッチンも、古い家だと電気コンロで、2000年代以降だとIHが主流。
特に電気コンロは消費電力が少ないため火力不足になったり、消した後もしばらく冷えないので火傷リスクもあり、新しい家ではほとんどがIHを導入しています。
しかし打って変わって電力が強いのが電子レンジ。
こちらでは標準が1000kwと日本の約二倍!なので、日本の感覚で温めると爆発します(笑)
また、慣れるまで感覚がつかめず難儀しました。。
電子レンジよりも使用頻度が多いのがオーブン。
キッチンに備え付けられている住宅がほとんどで、特に冷凍食品の温めは電子レンジではなくオーブンを使うのが主流。
筆者はどうしても慣れないのでいつも電子レンジを使うのですが、キウイ達には怪訝な目で見られることも。
というのも、ニュージーランドでは電子レンジ=電磁波が体に悪いという考え方があるようで...(そんなこと言い出したら、IHもそうじゃんと突っ込みたいのは山々ですが...)
また話はそれますが、電子レンジ使用時にラップをせず、お皿を重ねて蓋がわりにする人が多いです。
これはプラスチックの使用を減らすエコへの観点(わかる)と、プラスチックを温める= 溶け出して体に悪い(?)という二通りの考え方があるよう。
一家に一台バーベキューコンロ!
火力の強いガスは、毎日の焼き料理でも強い味方!
ニュージーランドの週末の定番といえばバーベキュー。
近所を歩けば必ずどこかで行なわれているほど、国民的な休日の過ごし方です。
日本ではバーベキューというと炭から起こすイメージですが、こちらではお庭にガス式のバーベキューグリルが設置されていることがほとんど。
グリルの周りをみんなで囲むのではなく、代表者が焼いたものをテーブルに運ぶ方式なので、庭にミニキッチンがあるようなイメージです。
NZバーベキューの定番スタイル。奥にあるのがガス式グリルです
またお庭には簡易式のチェアではなく、アウトドアリビングが設置されているお家がほとんど。
毎週末行うため完全に生活に溶け込んでいます。
バスタブが多い!意外とお風呂好き!
家によっては寝室(エンスイート)と洗面所の2カ所にあることも!
海外生活で日本人が恋しくなるもの、それはお風呂!
寒い時期はお気に入りの入浴剤と共に温まりたくてホームシックに...
ところがどっこい、ニュージーランドの家は意外とバスタブが多いんです!
ただ、洗い場はなくバスタブのみ。
体を洗うのはシャワールームに移動します。
シャワールームに移動する際に床がベチャベチャになるのはデフォルト...(笑)
ただ設置率は高くても、毎日入る文化はありません。
というのも先述の通り、お湯を沸かすには電気代がかかりタンクも空になってしまうので、普段はシャワーで過ごし、休日や特別な日などリラックスしたい時に浸かるといった形です。
家の断熱&遮熱が弱い
窓が大きいのはいいけれど日差しも寒さもダイレクト...
ニュージーランドの住宅あるあるで一番悩ましいのが、エアコンがないこと!
そもそも、夏でも最高気温が25度前後という涼しいニュージーランドではエアコンの必要がなかったのですが、地球温暖化の影響で近年夏場の温度が急上昇。
日本でも猛暑日が続いているのと同じく、ニュージーランドでも年々暑さが増し増しに。
その上、NZの住宅は遮熱&断熱効果に優れていないため、家の中に熱がこもる!
昼間は室内よりも外にいた方が涼しいほど。。
暑すぎて仕事にならず、筆者は夏だけクーラーのあるオフィスを間借りしていました(笑)
ただ夏でも夜はぐっと気温が下がるので、寝るときは意外と大丈夫だったり。
...がほとんどだったのですが、ここ数年オークランドでは熱帯夜が増え、暑くて寝られない日も...!
今後温暖化がさらに進んだらかなり厳しいと思います。
合わせて困るのが冬。
今度は室内の方が寒いという逆転現象が起き、朝起きた時は極寒!
しかも例のごとく電気代が高いため、ヒーターもなかなか使えないという悪環境!
カナダやイギリスはNZより寒いですが、室内はセントラルヒーティングで暖かく快適と言います。
家の中だけで比べると冬場はニュージーランドの方が寒いかもしれませんね...(笑)
そんな所は、意外とNZと似てると感じています(笑)
最後に|合わせて読みたい
今回はニュージーランドの住宅事情でしたがいかがでしたでしょうか?
住宅にはその土地の文化が反映されていて面白いですよね!
次回も引き続き、ニュージーランドの住宅事情を更新しますので、お楽しみに!
そして日本に戻ると「なぜ日本の住宅はこうなんだ...?」と逆カルチャーショックを受けることでしょう(私がいつもそう 笑)
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