最近SNSで話題のスイーツ「パブロバ」をご存知ですか?
メレンゲを使った焼き菓子で、見た目はまるでケーキのよう。
ニュージーランドが発祥とされ、現地ではお祝い事の場(特にクリスマス!)に食べられるちょっとポッシュなスイーツなんです。
日本でも食べられるお店が増えており、じわじわブームの兆し!
今回はそんなネクストブレイクススイーツ「パブロバ」についてご紹介します。
イメージ的にはマカロンのケーキバージョン。
小麦粉やバターを使わないため、他のスイーツより低カロリーなんですよ!
\ツイッターはこちら!/
※記事の更新情報もつぶやきます!
目次
パブロバってどんなスイーツ?
パブロバは焼いたメレンゲに生クリームを塗り、フルーツを盛り付けたスイーツ。
盛り付けるフルーツはイチゴとブルベリーが定番です。
見た目はまるでケーキですが、大きく違うのがカロリー。
小麦やバターを使うスポンジと違い、卵白と砂糖がベースなので、一般的なケーキと比べて低カロリー。
スイーツ好きにはとっても嬉しいデザートです。
ダイエット中にも嬉しいですね。
外はカリカリ、中はもちもち
メレンゲといえばカリカリだけど...?
メレンゲというと、小さいものを想像しますが、パブロバのメレンゲはスポンジサイズの大きいもの。
食感は、外はカリカリ、中はしっとり。
イメージ的には、大きなマカロンのような感じです。
イメージ的にはマカロンのケーキ!
説明をしてもピンとこない時は、筆者はいつも「マカロンがでっかいケーキになった感じ!」と説明します。
間にクリームを挟んでいるところも、共通点がありますね。
パブロバの食感は、マシュマロに近い感じです。
\レシピについて詳しくは/
ちなみに
日本では「パブロバ」の他に「パブロワ」「パブロヴァ」などの表記も発見。
英語での発音は「バブローヴァ」に近いです。
パブロワの由来はバレリーナ
確かに見た目がチュチュっぽい...!
「パブロバ」の名前の由来は諸説ありますが、20世紀初頭の伝説のバレリーナと呼ばれた、アンナ・パヴロヴナ・パブロワからと言われています。
バブロワ(本人)の写真「瀕死の白鳥」にて
--画像:Wikipediaより
アンナ・パヴロヴナ・パブロワ(1881年 - 1931年)
(ロシア語:А́нна Па́вловна Па́влова, 英語:Anna Pavlovna Pavlova)
ロシアのサンクトペテルブルク生まれの伝説的バレリーナ。
世界で初めて世界ツアーを行い、日本においてバレエが定着・普及するきっかけを作った人物でもある。
日本公演の際は、芥川龍之介も鑑賞しており「僕は兎に角美しいものを見た」と称賛している。
中でも代表作である「瀕死の白鳥」は、パヴロワの名を汚さぬよう、またパヴロワと比較されてしまうのを恐れて彼女の死後20年間誰も踊ることができなかった。
--Wikipedia アンナ・パブロワより、筆者要約
このパブロワが1926年にニュージーランドのウェリントンに滞在した時に、ホテルのシェフが彼女をイメージして出したデザートが発祥と言われており、彼女の名前がそのまま名前になったと言われています。
白いクリームを乗せたメレンゲの様子が、バレリーナのチュチュに似ていることも理由なのだとか。
オーストラリアも発祥の地?
永遠のライバル!オーストラリア VS ニュージーランド
実はパブロバは、オーストラリアが発祥との説も。
実は彼女、同1926年にオーストラリアにもツアーで訪れており、西オーストラリアのホテルにてこのデザートを食べたとも言われているのです。
そのため、オーストラリアとニュージーランドで「パブロバ起源論争」が勃発。
自分たちこそがパブロバの生みの親という主張は一歩も譲らず、実は今だに論争中。
様々な人がたくさんのエビデンスを元に起源を調べていますが、未だはっきりした結論は出ておらず。
しかし、ニュージーランドのDavis Dainty Dishというゼラチンメーカーが1927年に発行したレシピ本に、パブロワのレシピが掲載されていたことから、現在は「ニュージーランド発祥」という説が濃厚となっています。
ちなみに
Google検索のヒット数は
・「パブロバ ニュージーランド」73400件
・「パブロバ オーストラリア」30800件
やはり、ニュージーランドの方が認知度が高いようです。
しかし!もちろんオーストラリアはこれを認めておりません!
「ニュージーランド発祥」なんて言おうものなら、大変なことになりますので、AUSではご注意を(笑)
そのため、この論争に軍配があがることは、おそらく一生ないでしょう(笑)
クリスマスの風物詩!
学校のお別れパーティにもよく登場!
ニュージーランドでは、パブロワはお祝い事の席でよく食べられています。
特によく食べられるのはクリスマス!
ショートケーキのような容姿から、クリスマスケーキとしても食べられており、夏の風物詩となっています。
ちなみに
南半球のニュージーランドは季節が逆のため、クリスマスは夏。
サンタクロースはサーフィンでやってくるんですよ!
タカプナで発見した、サーフィンでやってくるサンタさん!(筆者撮影)
ちょっとポッシュなスイーツに
昔は家庭ごとにオリジナルレシピで焼き上げてたようですが、現在はスーパーで簡単に手に入るので、盛り付けだけを行うことが一般的。
クリスマスシーズンでは、子供の大仕事の一つです。
みんなでワイワイ食べるイメージ!
材料も比較的安く手に入れられることもあり、もともとは庶民的な家庭料理だったパブロバ。
しかし現在では、ホテルのカフェなどで提供されることも多く、ちょっとポッシュなスイーツに。
お祝い事の際に食べられていたことも、そうなった理由のようです。
イギリスのアフターヌーンティー的存在といえばわかりやすいでしょうか。
ちなみに、イギリスでもクリスマスシーズンによく食べられています。
これはニュージーランドに移住したイギリス人たちが、里帰りの際に持ち込んだ文化だと言われています。
日本でも
おしゃれなカフェを中心に提供するお店が増えており、表参道のbillsなどでも食べられます。
小麦を使用していないヘルシースイーツはネクストブレイク間違いなし。
最後に|合わせて読みたい
筆者がデコレーションしたパブロバ!いかがでしょうか?
今回は、ニュージーランドの伝統的スイーツ「パブロバ」をご紹介しました!
ニュージーランドではスーパーで手軽に手に入れることができるので、訪れた際はぜひ探してみてくださいね。
ただ、販売されているものは大体、このホールサイズ。
一人で食べきるのは、ちょっと辛いかもしれません...!(笑)
家庭でも作れるので、おうち時間にもぜひ。
---引用:アンナ・パブロワ(Wikipedia日本版)