ニュージーランドへの留学・ワーホリを決めたものの、どの都市にすればいいのか迷いますよね。
そんな方に向けて、今回はニュージーランド最大の都市であるオークランドについてご紹介!
留学エージェントさんや語学学校への取材も行い、留学やワーホリで暮らす場合のメリット・デメリットもまとめました。
都市選びの際の参考になれば幸いです!
本文中の写真は筆者撮影です。画像の無断使用は固く禁じます。
目次
国際色豊かな最大都市!オークランドってどんな街?
街のシンボルはスカイタワー!観光名所になっています。
ニュージーランド最大の都市であるオークランド。
人口は約170万人と国民の1/3の人が暮らすぶっちぎりの第1位で、世界中から多くの移住者が集まるため国際色豊か。
良い意味で外国人扱いされない心地よさがあります。
オークランドに一極集中しており、国の課題でもあります
世界で一番暮らしやすい街No.1
Ranking Royalsより画像引用
オークランドは「世界で暮らしやすい都市No.1」に選ばれたこともあり、その住みやすさはお墨付き。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶︎【2021年度】オークランドが「世界で最も住みやすい都市」の第一位に!
名実ともにニュージーランドのNo.1都市です。
都会と自然が融合している
クイーン・ストリートはNZ一の繁華街!
シティ中心部にはニュージーランドのトップ大学である「オークランド大学」が位置し、若者も多く活気があります。
目抜き通りのクイーン・ストリートにはハイブランド立ち並び、ハーバーフロントの新しい商業施設にはおしゃれなショップも多く入店。
買い物が好きな人にとっては退屈しないでしょう。
夏でも気温がそこまで高くないため、泳ぐより日向ぼっこが人気
また「シティ・オブ・セールス(帆の街)」とも呼ばれている港町でもあり、市内のいたるところに美しいビーチが点在。
市民の憩いの場となっており、お散歩やピクニックなどリラックしした時間を過ごすことができます。
電車よりもバスが中心
二階建てバス「ダブルデッカー」も走っています
電車も通っていますが公共交通機関はバスが中心。
バス専用レーンがある路線もあり、駅のような作りのバス停も。
▶︎【オークランドのバス事情①】交通機関はバスが中心!路線の特徴もまとめました
また、ほとんどの人が自家用車を所有している超車社会でもあり、車があると行動範囲がグンと広がるため、長期で住むのであれば購入を考えるのも良いかもしれません。
ちなみに売り買いはとても簡単で、掲示板で個人間でもやり取りされています。
国内観光はロードトリップが人気なので、国際免許を取得しての渡航がオススメです。
日本からの直行便が唯一発着する空港でもあり、渡航のしやすさも利点です。
物価は意外と平均的
NZのゴミ袋はロールタイプが一般的
物価はニュージーランドでも平均的。
地方に比べるとスーパーや商店の数が多く、競合しているため安いお店を見つけることも可能です。
しかし住宅価格に関してはシティに近いエリアやハーバーブリッジを渡ったノースショアと呼ばれるエリアを中心に高騰しており、30年前に2〜3000万円で購入した中古物件でさえ1〜2億で取引されるほど。
しかも、住宅ローンの金利は6%...
そのため、郊外に住み替えたり賃貸に出す人が増えたため、シティ周辺の戸建はワーホリや学生を含む短期滞在者、また近年移住してきた方などでルームシェアするパターンが一般的。
治安は比較的良いですが...
最近は驚くような凶悪犯罪も増加中...
治安は比較的良いですが、近年は急激なインフレや住宅価格の高騰に加え、ニュージーランド全土のディプレッション(経済不況)入りの影響を受け、犯罪件数は増加傾向にあります。
夜のシティ中心部は酒に酔った若者が多く、絡まれたり、喧嘩をふっかけられる事案が多発しています。なるべく人が多い場所を選んで歩くなど、自分の身は自分で守るようにしましょう。
また、サウス・オークランドなど治安の悪い地域もあるため注意が必要ですが、危険なエリアは雰囲気ですぐにわかるので、過剰な心配はいりません。
ちなみに一番多いのが車上荒らし。オークランダーであれば人生で1回は経験するのではないかというほど、ポピュラーな犯罪です。
オークランドに暮らすメリット
①モチベーションが高い人が多い
シティには世界中の一流企業のオフィスが集まります
人が多く集まるオークランドは、都会的なライフスタイルを送るモチベーションの高い人が多く、非常に刺激的です。
しっかりとした人生設計があり、目標や目的が明確な人にとってはチャンスも多く訪れるでしょう。
また近年の世界情勢により、ニュージーランドの永住権取得を目的とした移住者も多く、大学進学や就職を見据えたり、自身でビジネスを行いながら語学学校に通う人も多いのがオークランドの留学生の特徴。
自分自身を高めたい人にとっては最適な街だとも言えるでしょう。
②他都市より物件が豊富
シティ中心部には単身者向けのマンションや学生寮も
他の都市と比べた圧倒的メリットが物件の豊富さ。
というのも、ニュージーランドは近年移民が急増したことにより、全土を通して住宅不足が深刻化。
更に地方では単身者向けのマンションが圧倒的に少なく「住むところが見つかるだけでラッキー」な状態。
しかしオークランドは人口の多さからシェア物件などは比較的見つけやすく、また日本語での募集情報も豊富で、自宅の一室をワーホリや留学生に相手に貸し出しているパターンも多いです。
シティ中心部には旅行者向けのバックパッカーズも多く、オークランド大学が休みのシーズンは学生寮が短期的に貸し出されることもあり、仮住まいしながら探し始めることも可能。(オススメはしませんが...)
「住まいの探しやすさ」に関しては、他都市に比べてオークランドに住む圧倒的メリットです。
③1人でも退屈しない
フードコートはお一人様の強い味方!
ニュージーランドは非常に単身者が生活しにくい国です。
例えば、スーパーで販売されている食材や日用品のサイズは家族単位が基本で、1人だと使い切るのに一苦労。
またレストランもおひとり様では利用しづらい雰囲気のお店ばかり。
しかし、オークランドのシティ中心部のスーパーはコンビニサイズのスーパー(といっても日本と比べると広いですが)があったり、おひとり様でも食事ができるチェーン店やフードコートも豊富です。
おしゃれなポンソンビーはブラブラするだけでも楽しい!
また、市内には徒歩圏内で行くことができるエリアが点在。
古着で有名なストリートやハイブランドの立ち並ぶエリア、オーガニックショップの多いおしゃれなエリア、ゲイバーの多いディープなエリアなどそれぞれ特徴が違うので街歩きが楽しく、ウインドウショッピングも楽しめます。
1人でも暇を潰せる場所の多さはニュージーランドのなかでも圧倒的No.1と言えるでしょう。
オークランドで暮らすデメリット
①週末のアクティビティは限られる
ロード・オブ・ザ・リング好きにはたまらない!
ガイドブックに載っている有名観光地のほとんどが南島。
オークランドからは気軽に行ける距離ではないため、ニュージーランドらしい景色や大自然を求めている方にとっては物足りないかもしれません。
しかし、オークランド市内には博物館や動物園、またフェリーに乗ればワイナリーで有名なワイヘキ島にも行くことができ、夜景スポットやファーマーズマーケットも点在。
車で3時間の距離には温泉の街ロトルアや、ロード・オブ・ザ・リングのロケ地であるホビトンなど有名観光地もあり、週末旅行も十分楽しめます。
②学校からホームステイ先が遠い
シティ中心部の家賃はワンルームでも20万円以上...
シティ中心部はCBD(センター・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれる経済の中心地で、高層のオフィスビルや商業施設が中心。
住宅街は郊外に位置するため、ホームステイの通学時間は平均で45分〜60分。場所によっては1時間以上かかることも。
しかも、バスは乗り継ぎが必要な場合も多く、時間が読めずストレスに...
実際、学校に近いステイ先に変えて欲しいという学生からのクレームも多いようですが、超がつくほど住宅価格が高騰しているオークランドでシティ近くのホームステイ先を探すのは至難の業...
どうしても学校近く場所に住みたい場合は、フラットシェアやアパートの選択が現実的ですが、家賃への覚悟は必要です。
③アジア系住民が多い
学校の評判にもつながるため、国籍比率のバランスにはシビア!
オークランドは近年中国やインド系の移民が多く、他の都市と比べるとアジア率も高めです。
語学学校のアジア人比率を心配される方も多いかと思いますが、取材した学校のほとんどが国籍比率をしっかり調整していたので、クラスのほとんどがアジア人という心配はないと思います。
中国系オーナーの謎日本語ネームショップも(笑)
本当に何でも手に入ります(割高ですが)
しかし、アジア系が多く住むということは、アジアの食材を多く手に入れることができるメリットも。
中華系スーパーでは白菜や薄切り肉などニュージーランドでは手に入れにくい生鮮食品も豊富で、日本の化粧品やサプリなどの販売店も多く、生理用品や毛染めまで手に入り非常に便利。
博多ラーメン一風堂はオークランドでも常に行列!
また日本人在住者が一番多い都市でもあるため、日系企業も多く上陸。
100円均一のダイソー(といってもこっちでは3.5ドル〜)、ダイコクドラッグ、ラーメンの一風堂、抹茶スイーツの辻利も進出しています。
ガリガリ君は、日本よりも種類が豊富でびっくり!
日本の食材や日用品を販売している「ジャパンマート」というお店も市内にチェーン展開しており、調味料をはじめ納豆や食パン、更にはガリガリ君のアイス、アルコールのストロング・ゼロまで揃う優れもの!(ただし、価格はお高め)
オークランドでは日本と変わらない生活も可能なため、食のホームシックにはなりにくいと言えるでしょう。
最後に|合わせて読みたい
都会派ならオークランド一択!
さて、ニュージーランド最大の都市であるオークランドについてのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。
ニュージーランドで都会的な暮らしをしたいならオークランド一択!ですが、大自然やリラックスした雰囲気は少なめというデメリットが。
ワーホリならゲートタウンとして暮らしてみて、慣れてから他の都市に移動するのも手で、留学生にとっては大規模な語学学校も多いため、人とたくさん出会いたい人にとってはオススメの街とも言えるでしょう。
また、コロナ後からのワーホリの渡航者が急増し、仕事探しと住む場所の確保はNZ全土を通して困難な状態が続いています。
他都市に比べて仕事や住むところは見つけやすいオークランドではありますが、以前のように「とりあえず行ったらなんとかなる」は通用しにくく、無計画で渡航し帰国を余儀なくされる方も多いです。
留学・ワーホリエージェントの無料相談などを活用し、日本でしっかり下調べをしてから渡航することを強くお勧めします。(ただし勧誘が酷いところもあるので注意されてください...)
今回取材協力いただいたNZ留学・ワーホリ専門エージェント「Gina & Partners」でも無料相談が可能です。
留学手配料は無料。ワーホリサポートプログラムの他、有給・無給インターンの斡旋も行なっています。
「ニュージーランドのまるごとを見た」と記入いただいた問い合わせに関しては、無理な勧誘はしない(電話勧誘も無し!)とお約束いただいているので、ぜひ大いに活用されて下さい。
オークランドの語学学校をお探しの方は、こちらの取材記事もご覧ください
こちらもCHECK
-
【オークランド留学】アットホームで小規模な語学学校「ランゲージ・インターナショナル|languages international」
「ニュージーランドのまるごと」がお送りする留学コラム第3弾! 今回はオークランドにある「ランゲージ・インターナショナル(languages international)」さんを取材させていただきました ...
続きを見る
こちらもCHECK
-
【オークランド留学】都会的で賑やかな語学学校ならNZLC(New Zealand Language Centres)がおすすめ
「ニュージーランドのまるごと」がお送りする留学コラム第4弾! 今回はオークランドにあるNZLC(New Zealand Language Centres)を取材させていただきました。 ・ ...
続きを見る