ニュージーランドの季節は日本と真逆。
真夏に冬のイメージは沸きにくく、パッキングも迷いますよね。
また、冬は比較的穏やかと言われていますが、実際のところどうなのでしょう。
ダウンは必要?ヒートテックは?どのくらい寒いの!?
というわけで今回は、ニュージーランドの冬について在住者が解説!
独断と偏見、NZの冬あるあるも交え、イメージが沸きやすいようにご紹介します。
日本から持ってくるとオススメなものもリストにしました◎
ぜひ参考にされてください。
目次
ニュージーランドの冬は6〜8月
暖かいと言われていますが、朝晩はダウンがないと凍える日も。
ニュージーランドは南半球に位置するため季節が真逆。6〜8月が冬になります。
ガイドブックなどでは「冬でも気温がそこまで下がらなくマイルド」といった表現が多いのですが、冬は普通に寒いです。
個人的には、日本の冬とそこまで変わりはないと感じています。
冬の平均気温
最高気温 | 最低気温 | |
東京 | 12 | 5 |
オークランド(北島) | 15 | 9 |
ウェリントン(北島) | 12 | 6 |
クライストチャーチ(南島) | 12 | 3 |
クイーンズタウン(南島) | 10 | 1 |
データ引用:New Zealand tourism guide
また、ニュージーランドといっても広いので地域差があり、南半球なため一般的に南に行くほど気温が寒くなります。
オークランドは北島なので雪が降ることはめったにありませんが、南島となると雪が降り、氷点下近くなるところもあります。
それにはニュージーランドならではの冬の特徴が関係しています...!
冬はとにかく天気が悪い
天気予報の気温より、体感は下がることがほとんど...
理由の一つ目が、冬のニュージーランドはとにかく天気が悪いこと。
晴れの日がほとんどなく、常に雲がかかってどんより。
土砂降りは少ない代わりに小雨が多く、また一日中しとしと降り続くことが多いため、気温に比べて体感温度がぐんと下がります。
外がとにかく暗く、気分もどんよりしてきます...
また、ミストシャワーのような細かな霧雨も多く、傘をさしても濡れるため、こちらではレインコートや撥水加工のあるウインドブレーカーを着用する人がほとんど。
空気は常に水分が含まれているような感覚で、とにかく湿気が多いのが特徴です。
オークランドでは、冬に加湿器がない家がほとんどです。
エアコンがないので朝は極寒
リビングは暖かいけれど、寝室は寒いがNZあるある...
ニュージーランドは「冬は温暖、夏も涼しい(いやいや、そんなことはないんだけれど...)」という土地柄、エアコンを設置していない家がほとんど。
ヨーロッパではセントラルヒーティングという家全体を均一温度にするシステムがあるのですが、設置している住宅は皆無...
その代わりに暖炉がある家が多いのですが、基本的にはリビングのみの設置。
電気ヒーターは家電量販店で購入することができますが、ニュージーランドは電気代がとても高く、使用するととんでもない料金に...
また、使用したとしても寝ている時は火災の原因にもなるため電気を切ることがデフォルト。
そのため冬の朝の寝室は極寒で私の最も嫌いな時間の一つ。
冷え込みがきつくなかなか起きられないため、ベッドから出てすぐに熱いシャワーを浴び、毎朝無理やり乗り切っています。。
ヒーターを使いたいと訴えても使用させてもらえないまでがセットです(泣)
初めてみたときは氷枕と勘違い!(笑)
その代わりにキウイたちが愛用しているのが湯たんぽ。
電気代がからず、また自然環境を汚さないというエコな観点が人気の理由です。
一家に一つは必ずある必需品で、冬になるとお店で必ず見かけ、ホテルに設置されていることも。
自然の多さもより寒く感じる理由
夏は涼しくていいのですが...
(あくまで都会育ちの筆者の意見ですが)自然が多いこともニュージーランドが日本より寒く感じる理由の一つだと思っています。
言葉でうまく説明できませんが、実際に排ガスが少ないとか、建物が密集せず風が通り抜けるとか、そんな理由です(たぶん)
夏はさわやかなのですが...おかげで冬は仇となり寒い。
特に空気が澄んでいる早朝は、霜が降りて凍えるほど寒くなります。
また海の近くに面する街は風が強く、雨によるダブルパンチで体感がより下がり体の芯から冷えるので困りものです...
晴れの日はびっくりするほど暖かい日も
晴れの日は上着を着ると暑苦しい時も!
ただ困ったことに、晴天だと驚くほど暖かい日もあるのがNZの冬あるある。
昼間はニットやトレーナーだけで充分で、ダウンを着ていると逆に暑くてたまらない!という時もあり、温度調節に難儀します。
コロコロ変わる気温差に本当についていけません...
そのため、外よりも家の中の方が寒いという逆転現象が起きることもあり、晴れの日の昼間は外にいる方が暖かい場合も。
「冬は家の中の方が寒い」はニュージーランドあるあるの一つにもなっているほど(笑)
さらに晴れの日は紫外線量がすごいため、日焼けにも注意が必要です。
(※記事の後半に体験談を書いています)
驚くほど薄着なニュージーランド人
真冬(7月)のロトルアでもこんな感じ。ちなみに私はダウン着用...
日本とほとんど変わらない冬のニュージーランドですが、大きく違うのが現地の人の服装。
「え?寒くないの」とツッコミを入れたくなるほど、彼らは軽装(笑)
オークランドではダウンジャケットを着ている人はあまり見かけず、パーカーやフリースを着ている人がほとんど。
8月に裸足(!)で歩いている人も!おったまげ!
そういえば、冬の日本でもインバウンド旅行者の服装にも時折おったまげる(平気でTシャツの人とかいる...)ので、調べてみたらちゃんと理由が。
実は、西洋人はアジア人と比べて基礎体温が約0.7〜1℃も高く、体感温度が実際に違うんだそう!
現地の人に服装のアドバイスを受ける際は、少し注意が必要かもしれません。
寒いと訴え続けても彼らにとってはそこまで寒くない可能性があるため、聞き流されてしまうわけです。。
冬の日のウェリントン街歩きはYouTubeに動画をアップしています。
街の方の服装が気になるかたは、参考にどうぞ。
日本から持っていくとオススメなもの
それではお待ちかね(?)
冬のニュージーランドに持っていくとオススメなもの、また逆に必要ないものをまとめました。
ユニクロのウルトラライトダウン
【画像引用】楽天市場:ユニクロ ウルトラライトダウン Sサイズ(中古品)
NZはマックパックやカトマンドゥなどのアウトドアショップの発祥地でもあるため、良質なダウンはたくさんあるのですが、安くて、軽くて、コンパクトなユニクロはやはり優秀...(特にお値段)
ポケッタブルタイプのものは、一つ持っておくと重宝します。
ネックウォーマー
【画像引用】楽天市場:フリースネックウォーマー 385円
外での使用はもちろんのこと、オススメなのが就寝時。
とにかく朝が寒いため、寝ている時に首や肩周りが冷えてしょっちゅう寝違えていたのですが、着用することで回数がグンと減り、それから欠かせないアイテムになっています。(画像のような柔らかいタイプが就寝時におすすめ)
暑くなるとさっと着脱できるのも◎
レッグウォーマー
【画像引用】楽天市場:冷えとりレッグウォーマー
ネックウォーマーと合わせてオススメするのがレッグウォーマー。
寝る時に靴下は履きたくない派なので、つま先が出るので気に入っています。
機内の冷え対策にもおすすめで、少し緩めなものを選ぶと、寒い時にズボンの上からはいたりもできます。
折りたたみ傘
【画像引用】楽天市場:晴雨兼用折り畳み傘 990円
NZでは傘をさす人は少ないのですが、1本持っておくと助かる機会も多いです。
というのも、こちらだと価格が高く、また重たいものばかりなので買う気になりません。日本だと1000円も出せば軽くて充分なクオリティものが購入できるので、購入しておくといいでしょう。
日焼け止め
【画像引用】楽天市場:雪肌精スキンケアUVジェル
ニュージーランドはオゾンホールに近く紫外線が直接降り注ぐため、日本と日焼けの具合が違います。
冬でも晴れの日は紫外線がきつく、また皮膚ガンのリスクもあるので日焼け止めは必須です。
NZのスーパーでも購入できますが、日本のものに比べると伸びが悪いものや匂いがキツイものが多いため、お気に入りのものがあるのであれば、持っていくと良いでしょう。
NZの日焼けにも十分に対応してくれるのでお気に入りです。
【経験談】9月下旬に南島ピクトンへ旅行に行きました。
季節的には冬から初夏にさしかかる時期。どんより&しとしと雨の天気がほとんどだったのですが、南島の北の地域は晴天率が高くて有名で、常にかんかん照り!
そんな日に限ってたまたま日焼け止めを塗り忘れ、太陽がさんさんと降り注ぐ中1日観光をしたら、顔がほかほか火照って皮が剥けまくり!
火傷のような痛さで夜が眠れず大変な思いをする羽目に。。。
日本では日焼け止めは美容のイメージがありますが、NZでは体を守るための必需品です!
NZでも用意できるもの
撥水加工されているウインドブレーカー
【画像】筆者私物
こちらでは小雨や霧雨が多いため、レインコートよりも普段使いできる撥水加工のあるウインドブレーカーの方が使いやすいです。
日本だと季節が真逆なので手に入れづらいですし、NZのお店は種類も豊富なので、到着して気温感覚を掴んでから選ぶと良いでしょう。
ヒートテック
「ヒートテックは必要ですか?」という質問がよく来るのですが、日本の冬を過ごす際に着用されているのであれば、持っていくと良いでしょう。
ただ、ニュージーランドでも、マックパックなどのアウトドア店を中心に、同じようなものが販売されています。
無理にたくさん買って持ち込むより、現地の気温を見てから調達でも良いのではないかと思います。
あまりいらないもの
カイロ
最初の頃に大量に持ち込んだのですが、ほとんど使用していません。
というのも寒いのは基本的に室内であり、外を歩くと暖かくなってくるので、カイロを使うほどではないんですよね...
また雨が多いためしっけてしまう気がするのも、使用しなくなった理由です。
大量の冬服
アウトレットだと驚くほど安いです!
移住(留学・ワーホリなどでの中〜長期滞在含む)する人は、大量に衣服を持ち込む必要はないと個人的に思います。
というのもオークランドなどの都市圏では、H&Mやコットンオンなどのファストファッションのお店がたくさんあり、または地方でもウエアハウスというニュージーランド版ドンキホーテのようなお店で衣服は安価で購入できます。
無理に日本で購入し、スーツケースの中をパンパンにしてしまうなら、こちらに来てから買い揃えた方が◎
また日本の服のデザインはこちらのスタンダードと違うので、着こなしからローカルの人ではないなとすぐにわかります。
ニュージーランドの治安は悪くありませんが、現地に溶け込むことは観光客狙いの犯罪予防にもなります。
最後に|合わせて読みたい
寒さの感じ方には個人差はありますが「暖かい」は信じない方がいいかも...
今回はニュージーランドの冬についてでしたがいかがでしたでしょうか。
NZの冬は日本の真夏なので、猛暑日が続く中のパッキングはイメージがつかず大変ですが、寒さの感じ方は個人差、地域差もあります。
個人的には完璧に準備をしてスーツケースの中身を増やすより、実際に現地に来てから現地調達する方がオススメです。(自分へのお土産にもなりますしね!)
特に長期滞在であればなおさらで、物価の高いニュージーランドですが、アパレルはアウトレットなどで安く購入できるので、こちらに到着してから揃えるので充分です。
荷物の追加料金払うのであれば、ぜひ現地調達を検討されてみてください◎
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